昨夜の続き
ライブに興奮状態のオレは結局、最終電車で新宿に向かったのであるが、、
最終電車は、酔っ払いたちの縄張り争いが静かにくりひらげられていた。
そんな地味な抗争に不覚にも巻き込まれた不運を呪う。
隣の男性はオレの肩を素早く乗っ取るとたかいびきをかきはじめた。
あらがう暇もなし。
なぜだろ?赤い目のおじさんがじっとオレを見据える。
空いているもうひとつの肩にとまりたいのだろうか。
いらぬ同情、向かいのキャバ嬢にいちべつを飛ばされる。
天国列車は闇を切り裂いて突き進む。
オレの肩の上からの高いびきは車内に響く。
赤い目のおじさん!
堕ちたのか?
おとなしくゴーホームだわさ
ココロ折れた
リュウスケ
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