嫌われもの

台風前の静けさ
今朝は霧雨が音もなく落ちている
今夜のバス。大丈夫かな？
非常に心配である。明日朝に京都着。台風ジャストミートっぽい。よりによって、、。

ベランダでスズメが雨宿り。
静かにじっと眺める。
ほんのひとときを物干し竿のうえで過ごすと、ちちっと飛び去った。可愛いもんだ。
いつでもおいで、となる。

しかし雨の日はカラスも来る。
奴ら睡眠を妨げたり、大きな糞をぺたーんと落としたりするので見つけしだい追い払ってる。
親のカタキかって云うぐらいの気持ちになる。
掃除が屈辱的なのであるし、絶対に許せないのである。

しかし硝子越しのこちら側で派手に暴れても奴らは慣れたもの。
一度はバサッと驚くが、冷静に眺めてくるのだ。完全になめている。
ガラス窓をドーンと叩いて、やっと、やっと、奴らはぎゃあーとひと鳴きに飛び去ってゆく。
憎たらしいったらありゃしない。

興奮したオレに冷めたオレが、なにやってんねん、と言った気がした。