念願だったのだ。
山手線の駒込駅近くにある
中里の踏切
都内をぐるっと廻る山手線にあって唯一の踏切。
まだ秋も柔らかいある晴れた日でした。
怖い話だけど…山手線は
帝都を将門の呪いから守る結界、と云われてるらしい。
でも、ここなら気軽に入ってこれそうね。
ちーす。と。
ちなみに鉄ちゃん達に混ざり写真とったけど、君達なに鉄なんですか?なんて隣の人には聞けなかった。
話は変わって、12/20は古くからの仲間達、ブラワーエンジンとアンスキャンダルのライブに行った。
よきライブでしたよ。
であるからして、終電を逃してしまったのだ。
調子に乗りすぎたのだ。
帰りのルートは…
吉祥寺〜新宿(中央線or総武線)
新宿〜わが町(山手線)ですが
吉祥寺からは中央線の最終電車は中野駅までだった。
まあしかし、そこからタクシーでいそいで新大久保駅もしくは新宿まで行ければ、山手線の最終電車に間に合うはず!
と、普通は考える。
んが、そうは問屋はおろさぬ。
どこかで事故があって中央線は大幅に遅れ。中野駅に到着する頃には山手線の最終電車は無いのだ。
腹もたつが、行き掛かり上、俺は無慈悲に中途半端な中野の駅前にほうり出される事になった。
ビュンと北風が唸る。
われ、中野難民。なんつって!
なんて北風に言ってみたものの、どうしようもない。鼻腔が冷たいだけ。
駅前は混雑していた。
タクシー乗り場は長蛇の列。
なんだ、電車が遅れなくても結局間に合わなかっただろうな〜と思う。
へらへら。
それはよしとして、ここからタクシーに乗って、高い高い深夜料金を払うのは阿呆らしい。
世の中に負けた気がする。
それは…許せない。
とにかく行けるとこまで行こう。と、なかば投げやりになる。
そうして俺は遠ざかる中野駅の灯りを背にして、独りで歩きだしたのだ。
しばらく行くと、心は落ち着いてくる。
なんとかなるさという気持ちになってくる。
投げやりって不思議だ。
姿も颯爽としてくる。
夜風は冷たいけど、見知ら町並みを抜け、『どこか』に続く街道を歩く…
そんな事が楽しくて可笑しい。
夜道は徐々に暗い。
江戸の旅人に思いを馳せれば、もっと暗かったであろうこの道のり。
その代わりこんな夜は、月光もももっと美しく、まぶしく感じたんだろうな。
きつねも出ただろ。
ばかされてもみたくなる。
今日のよきライブを思いだし、頑張ってる仲間達を思いだし、俺は歩いた。
ps. 中野駅前には『女芸人パブ』ってあるらしい。客引きがささやいた。
一瞬、惹かれたが…
俺はそこまで投げやりでは無かった。
でも気になる。
私も歩く派です。景色がじっくり目に入るから。
返信削除女芸人パブ♥行った際にはぜひ、ブログにのせて下さいませ。