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去年の、否、一昨年の猫だった。豪徳寺まで捨てにいった。
何処に捨てるのか？和尚に聞けば、少し離れた赤い門のお堂の脇に『猫捨て場』があると云う。白かったはずのうちの猫は今やアイボリーだ。煙草の煙に薄汚れてしまったうちの猫はアイボリーなのだ。
ここで、改めて注釈。『うちの猫』とは招き猫の事である。
年に一度、奉納し、供養し、また新たに購入し福を招いて頂く。と、ゆーよーなものらしい。
別に、小動物を虐待してエツになるサイコ野郎ではない。
猫様。やおよろずの猫様達の静かなるアーケストラ。お堂の横に突然にあらわれた。圧巻である。それぞれの厄災を遠ざけて、その役目を終えた猫様達。
思わずシャメ！
ちなみにうちの猫様は二段目右から三番です。
明日はライブ。皆さんよろしく。猫のごとく、待ってるで。
リュウスケ